なかなかじっくりと読書をする余裕のない日々ですが、最近は1か月に1冊くらいは読むようにまりました。
よしもとさんのこの本。
メインテーマはこんなことではないのかもしれませんが、激しく共感した、1節。
「みんなたわいない会話をかわしたくてしかたがないのに、1人暮らしでできなかったり、家族の生活時間帯がばらばらだったり、意味のあることだけを話そうとして疲れていたり。人々はたわいない会話がどんなに命を支えているかに無自覚すぎるのだ」
これはまさに私がブログを始めた大きな理由。
若いころのようにわざわざ友達に電話をして話すほどのこともないし、夜中に疲れて帰ってきたオットに向かって話すほど重要なことでもなし、まして子供を相手に話しても話はややこしくなるだけ。
でもそんな、「たわいない会話」で日々の疲れがすーっと抜けて、なんとなく元気になれたりするもので。
それが、この小説に書かれていて、「ああ、そうそう、まさにこれ」と思ったら、あとの後半部分は上の空、っていうくらい、満足してしまったのでした。
そんな会ををしたくて、これからも細々とブログを続けていくのかな。
そう、そんなブログも気づけば初めてから8年目に突入です。
これからもそんな私の「たわいない会話」におつきあいくださいませ。